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本文是一篇日本社会文化论文，本文从研究中日两国具有代表性的民间艺术学者柳宗悦和张道一的民间艺术思想中，试图对民间艺术的传承和发展提出一些启示。但是，由于自己能力不足，而且文献调查和实地调查也不够充分，柳宗悦和张道一的民间艺术思想在今天有什么意义这一点上还没有完全写出。另外，二人的民间艺术思想具体对传统工艺的传承和发展有着怎样的影响和意义也有验证的余地。我想作为今后的课题继续研究。

第 1 章  民芸の内包に対する比較

1.1日本の民芸の内包

1.1.1 民芸の定義について

柳宗悦はイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受け、朝鮮の民間工藝品へ関心から、日本民間工藝品を注目し、そこで新しい美の世界を発見した。そして、柳と彼に共鳴した陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎らは民間工藝品のその性質を表すために、「雑器」や「下手物」に代わる語として「民芸」という新しい語を創作した。河井寛次郎は次のように述べていた。「いまならだれでも知っている『民芸』という言葉これは実は、三人が汽車の中で考えたのである。外国にはフォーク・ダンスなどという言葉がある。フォーク・クラフト、フォーク・アートなどというのがあってもいいというような話から、『民芸』という言葉ができた。当時は変な日本語だろうが、すぐに一般に通じるようになった。そうした名もない民衆のすばらしい仕事、それを集め、そこからわれわれの仕事を出発させたのであった。」11その時点から、日本には民芸という認識が芽生えた。そして、柳宗悦は民芸の定義や性質について次のように述べている。

柳宗悦は民芸の定義について、「『民』はもとより民衆の民で、『芸』は私共の意味では『工芸』の芸を指したのであります。それ故『民衆的工芸』の略称として『民芸』の二字を選んだわけであります。『民衆芸術』の意味でもよいのでありますが、芸術と申しますと、とかく高級な個人的美術などを連想いたしますので、もっと名も無い工人たちが作る実用的工芸品である意味を示唆したく……それで「民芸」を英訳致します場合も‘Folk  Alt  ’といふ言葉を避け、‘Folk Craft’といふ言葉を用いることに致しました。この英語の表現も実も私共の造語であります。」

1.2中国の民芸の内包

1.2.1 民芸の概念について 中国では

1919 年の五・四運動を契機として、民間歌謡の収集や研究を行われたことによって、民俗や民間芸術に注目し始めたと言える。更に毛沢東は 1942 年の「延安文芸座談会での講話」で、文学・芸術が政治に従属することを明確にし、美術家は民衆の美術を重視すべきであると提唱した。そして、「民間」の社会的定位も明らかにした。これが建国後の文藝活動の指針となった。このような文藝政策を背景として、当時の知識人を民間に深入りさせることを提唱した。そして、民間文化資源を活用して主流文化を構築することに取り組んでいた。その結果、民間芸術の重要性は大きくなってきた。1950 年代から 1970 年代にかけて、手工芸や工芸美術は国家の経済発展にも重要な役割を果たした。しかし、この時点では「民芸」という概念はまだ現れなかった。

1980 年代以来、民間芸術や民間美術、民間工芸に対する研究が更に深まってきた。専門的な民間美術学会を成立しただけではなくて、数多くの書籍や雑誌なども出版された。その中で、民芸学者や工藝美術史論家及び藝術教育家の張道一は初めて「民芸」という言葉及び柳宗悦の民芸思想と理論を中国に紹介した。そして、中国の実情を踏まえ、中国の独特の「民芸」を提出した。更に 1988 年に「中国民芸学発想」という論文を発表して、中国の民芸学科を設立すべきだと主張した。その論文の中で、民芸学方向を示しただけではなくて、民芸学科に関する理論の基礎も打ち立てた。

張道一の民芸思想によると、中国で使われている「民芸」という言葉のもつ意味の範囲が日本より幅広くて、内包も違っている。「民芸」という言葉は民間工芸だけではなく、民間の鑑賞が目的とする芸術作品も含めている。例えば、民間絵画、民間彫刻などがある。そして、民間信仰や民間活動のようなことも民芸の範囲に入っている。張は「我々が普段使っている‘民間工芸’、‘民間美術’、‘民間芸術’、‘伝統技芸’及び‘民俗芸術’など全て総称して‘民芸’という。いわゆる、民芸の‘芸’は‘工芸’の芸、‘技芸’の芸だけではなくて、‘芸術’の芸、‘民俗’の芸も含めている。」43と書いている。民芸は字面から見れば、民間的、民衆的な芸術と連想しやすいが、「労働者の芸術」と呼ばれることもある。しかし、中国では「民間」という言葉の具体的な内容は定めてなくて、時代の変化によって変わっている。古代の宮殿では、王室に奉仕するために設立された「絵画アカデミー」、「楽府」及び宮殿工芸細工場が多いため、民間は‘公式’に対していうことばになっていた。そして、当時の文人士大夫も「文人芸術」があった。現代において、民間の芸術の概念も変わってきた。「民間芸術は専門の芸術家の芸術に対していう。両者は芸術の両面に分けられて、互いに対立している関係ではない。むしろ、民間芸術は専門芸術の基礎になって、芸術家にインスピレーションを与えていると言える。」

第 2 章  民芸思想における美に対する比較

2.1  柳宗悦の民芸の美に対する論述

ドイツの美術史家および民俗学者エルンスト・グロッセ(Ernst Grosse, 1862-1927)は『アートの起源』（1894 年）という本の中で、「人間が芸術活動を行うきっかけは、審美と実用の以外はない」47と言った。したがって、工芸芸術の中で重要な位置を占める民芸を研究するには、美学の角度から考察しなければいけない。

柳から見れば、「私たちは今まで美しさへの見方を、見る側から養ってきました。それ故絵画とか彫刻とか、いわゆる美術と呼ばれるものがその主な対象でした。同じ工芸でも用途からむしろ遠い工芸美術、すなわち見る工芸を尊んできました。そのため用いる工芸は下級なものとされ、蔑まれてきたのです。ですがその結果、吾々の美意識に著しい墜落が来ました……美しさを見る世界に限り、用いる世界に求めなくなったのは、近代の人が犯した大きな誤謬でした……美と生活とが離れるならば、人間の美意識は低下してしまうでしょう。この世に美を栄えさすために、また美しさへの心を深めるために、用器を美しくする事の必要を切に思うものです。」48「天才が作るわずかなものが美しいとも、それによってこの世は美しくならないのです。それより遥かに大きな力で、醜いものが殖えていくからです。美の王国の到来は人類の理念の一つであるなら、普段使いの品々をこそ、高上させねばならないのです……工芸に志す者はどうして民芸に呼びかけないのですか。その救いを果たさずば世界は潤わないのです。」49以上から分かるように、柳は健全な美は生活と密接に結び合い、実用な世界に潜んでいると提唱する。そして、柳から見れば、民芸には「用の美」、「健康の美」、「単純の美」、「無心の美」、「自然の美」の五つの美が宿っている。 

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