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4.1本研究における意味的特徴による畳語の下位分類について

これまで畳語の意味的特徴についてよく研究されている。畳語の意味的特徴に関するのもいろいろ研究されている。

譙（2008）は日本語の畳語の意味特徴を「多数を表わす」類、「動作の持続や繰り返しを表す」類、「意味或いは語気の強化を表す」類三種類に分類している。

「多数を表わす」類について、更に「逐一を表わす」、「多数を表わす」、「すべて、全部を表わす」三種類に分けられている。

「動作の持続や繰り返しを表わす」類と「意味或いは語気の強化を表す」類はおおざっぱで、さらに詳しく分類する必要がある。以下その下位分類について説明する。

終章

本稿は辞典で畳語を抜き出し統計し、先行研究を踏まえて畳語の品詞分布状況や重複素の分布状況、そして重複素と畳語との関連を確認した上、畳語の意味特徴を分析した。

本稿が辞典で統計した結果から見れば、重複副詞が全体の半数以上を超えて最も多い語で、二番目は重複動詞で、先行研究と違って、三番目は重複形容動詞で、重複名詞は四番目である。そして重複動詞はほぼ「重複副詞＋する」の形である。つまり、重複動詞の半分以上は重複副詞と関連している。重複形容動詞を構成した重複素の中で、名詞性的重複素が最も多くて、しかも漢字語が多い。名詞性的重複素からなる重複名詞はよくある。重複形容詞を構成した名詞性的重複素はほとんど漢字語で、色や性質、物事を表す。重複感嘆詞を構成した重複素は主に感嘆詞性的重複素である。

畳語を構成する重複素も名詞や副詞、形容詞、動詞などあらゆる品詞から由来し、重複して畳語になることができる。形成した畳語の品詞性が多様的に見られる。例えば、オノマトペ重複素が形成した畳語は副詞が最も多く、ほかに動詞や名詞や形容動詞などもある。他の重複素もたいてい同じ傾向がみられる。形成した畳語の品詞性の大多数は副詞で、その次は動詞である。また、動詞性的重複素、形容詞性的重複素が重複した畳語の品詞性も副詞になる場合が最も多い。

参考文献（略）